冷えるとむくむ そのメカニズムは?

 冷えとは、一言で言うならば、「身体の隅々まで血流が十分でない状態のこと」です。冷えると血管やリンパ管は細くなり、流れは悪くなります。

 

 

 心臓から送り出された血液が、手先、足先など身体の末端まで十分届かないために栄養が行き渡らなくなり、また老廃物を回収できなくなります。これによって、心臓から遠い指先や足先から「冷たくなる」という症状が起こってきます。すると人の身体は、どんどん水分を溜め込みやすくなり、排出しにくくなってしまった結果、「むくみ」という症状につながります。

 

 このむくんでいる状態は、滞った水分が脂肪となって体内に居座り、排出されるべきものが体内に残る、いわゆる水分の体内バランスがくずれているからに他なりません。これを漢方の世界では、「水毒」といいます。
以上のように「冷え性」と「むくみ」は大きく関係していて、言い換えると冷えの症状がある身体は、むくみが起こりやすい、ともいえます。

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