腰痛がふくらはぎのむくみに影響?

 「最近、やけに足のむくみが気になる。」とか「ふくらはぎがだるいし腫れぼったい。」という経験はないでしょうか?このような足のむくみの症状や、ふくらはぎのだるさは、腰痛などの腰の不調が関連している場合が多くあります。

 

 

 この時の腰痛とは、痛みなどの自覚症状が無い場合でも何かしらの要因でいつのまにか腰への負担が増え、ふくらはぎにも影響している可能性があるということです。今は足がむくむけど、腰痛は無いから関係ないという方でも安心はできません。

ふくらはぎの筋肉は腰に影響を受ける

 足を含めたふくらはぎの働きは、人間にとってとても重要なものです。そして、血流とは全身に酸素や栄養を送るために無くてはならないものなのですが、足へ向かった血流は、体の下部である足から心臓方向の上部へ戻らなくてはなりません。その時にポンプの役割をするのが、ふくらはぎの筋肉です。

 

 繰り返しますが、このふくらはぎの機能が衰えた時に、血管内外での水分のやりとりが、うまくいかなくなることが多く、ふくらはぎのだるさや足のむくみが表れやすくなります。そして実は、ふくらはぎの筋肉は腰の働きにとても影響されやすいのです。腰痛の人、または腰痛の前兆がある人には、腰を支える筋肉の硬さに左右の差が出るケースが多いのです。

 

 それに伴い、骨盤の高さや股関節の左右の位置の差が大きくなったりして、腰を支える機能のバランスが狂ってきます。この時の重心のズレが、ふくらはぎの筋肉に大きな負担をかけることにつながります。

 

 腰の状態の良し悪しは、普段の私たちの日常動作や姿勢に大きく影響してきます。腰を支えるための筋肉や、関節などの構造がしっかりと機能していないと、靴下を履こうとするような何気ない動作でも、スムーズに行えなくなってしまうことだってあります。

腰の状態で足がむくみやすくなる

 腰に疲労がたまりやすい状態になると、腰痛などの自覚症状が無い場合でも、立つ姿勢や座る姿勢でのバランスが崩れてしまいがちになってきます。そうすると、太ももやふくらはぎの筋肉に負担がかかり、筋肉が硬くなり血流が悪くなることで、結果的にむくみやすい足になる可能性があります。それは、腰をしっかりサポートできあめになくなった腰部の筋肉の代わりに、腰部以外の筋肉が頑張って働かなくてはならなくなるためです。

 

 右側に負担のかかりがちな人は、右側のふくらはぎ、左側に負担がかかりがちな人の場合は左のふくらはぎや足の裏がつりやすくなることもあります。

 

 腰痛による足のむくみの解消のためにも、足のむくみが長引くようでしたら、信頼のおける整体や、カイロプラクティックなどで、腰の検査を受けてみてください。

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