なぜ?顔がむくんでしまうのか?
「お酒を飲んだ翌朝は顔がパンパン!」とか、よく聞く話ですが、とりわけ女性にとって、寝起きで顔がむくんでいるのは大きな悩みのタネですね。
一般的には、病気でもなく顔がむくんでしまうのはよくあることなのですが、そんな中「むくみを解消したいけど、でもやり方がわからない」と悩んでいる方も多いことでしょう。
顔のむくみは、ほとんどが自然に解消するものですが・・・
実は朝の顔のむくみは、活動することで血流が良くなって時間と共に解消していくものなんですね。午前中にむくんでいたものが、午後になって気がつけば「いつのまにかスッキリしてる!?」という経験もあると思います。
むくんでしまった顔を、朝の忙しい時間に短時間で解消するというのは、マメな人はともかく、マッサージとか入浴とか結構骨の折れる作業です。。。参考ページ顔のむくみの解消法
それならばと、逆の発想で翌日にむくみを残さないように前日を過ごすというのもひとつの手段ですが、その前に「顔がむくむ原因」を知ることから始めてみましょう。
顔のむくみのそもそもの原因とは?
顔のむくみの原因は、顔の皮膚の下の組織に水分が溜まってしまうことです。
顔に水分が溜まる? なぜ? とお思いの方もいると思います。
足のむくみの原因でも説明しましたが、重力の問題と、心臓から足までの距離が離れていることなどから足はむくみ易いと説明しました。
逆に顔は心臓から近いですし、立っていれば顔が一番上にくるわけですから、むしろ水は溜まりにくいのでは?と思われるかもしれませんね。では?どういう時に顔がむくんでしまうのか、一番の原因は?
寝ることで顔がむくむ?
そもそも、寝起きでの顔のむくみの一番大きな原因は、人間が夜寝ることで起きます。
水分は高いところから低いところへ流れるので、昼は足がむくみやすく、夜寝ているときは、水分が身体全体へ流れますので、朝起きたときが一番、顔のむくみがみられます。
その他にも、むくみの原因でも説明しましたが、下記のようなことが続くと慢性的なむくみにつながります。
アルコールの過剰摂取
アルコールを摂ると、血液中のアルコール濃度が高くなり、血管が拡張して静脈やリンパによる水分の処理が間に合わなくなるので、むくみやすくなります。
塩分の摂りすぎ
塩分を摂りすぎる、余分な水分が増えむくみが進行します。なるべくカップ麺などのインスタント食品は避けましょう。
ビタミン、ミネラル不足
特にカリウム、マグネシウムなどの不足はむくみにつながります。
運動不足
新陳代謝の低下により、血行が悪くなり、リンパの働きが悪くなります。
身体が冷える
夏にエアコンなどの室内に長時間いると、発汗が悪くなり身体に汗をかかないという癖がついてしまいます。
汗をかかなくなると、身体に水分が溜まりやすくなるためむくみの原因となります。
これらが、一般的なむくみを引き起こす原因となります。
病気に注意!顔のむくみの意外な原因
顔がむくむ原因として、いろいろ上げていますが、腎機能障害など病気のサインの場合もあるため、安易な判断も気をつけましょう。
むくみは肝臓病、心臓病、妊娠中毒、腎臓病、血管やリンパ管の障害、脚気、貧血などの病気の際にもおこります。
また、血行不良による代謝の低下で、冷え症やむくみやすい体質となる場合もあります。顔のむくみの原因は、様々なのですが、これらが複合的に重なって顔のむくみになってしまう場合もあるので、注意が必要です。
顔のむくみが「たるみ」につながる!?
実は、顔のむくみが、顔のたるみにもつながることもあります。
特に、接客業などの立ち仕事やデスクワークなど、一日を通してあまり身体を動かさない仕事をしている方や、運動不足の場合、体内で水分を巡らせて排出する力が重力に負けてしまうことで、体内に溜まった水分が下垂していきます。
このように排出できない老廃物で皮膚が下垂した状態が続くと、皮膚が伸びてしまいますし、老廃物は肌の新陳代謝を妨げるため老化を促進してしまいます。
これが結果的に「顔のたるみの原因」となってしまいます。
以上のように、顔のむくみの原因のほとんどは、寝ることによるむくみがほとんどなのですが、いろいろな要素が複合的に重なって顔のむくみになってしまう場合もあるので、注意が必要です。