顔のむくみを予防解消するには?
顔のむくみの解消法については、予防の観点からは、足のむくみの予防同様、むくみが発生する原因である「身体の冷え」や「老廃物を溜め込まないようにするための食事」「運動」が大切になります。 しかし、朝起きがけでの、顔のむくみは程度の差はあれ、どうしてもむくみが出てしまうものです。そんな寝起きの顔のむくみの解消には、むくむ前の対策もしっかり考えておかなければなりません。
疲れを翌日に持ち越さない
まず、疲れを翌日に持ち越さないように、前の日のうちにバスタイムやストレッチなどで身体をほぐして疲れを取り、リラックスできた状態で眠りにつきたいものです。アルコールを摂取した場合、必然的に喉が渇きますが急に大量の水分を飲むと、顔のむくみを助長してしまいますので、少しずつゆっくり水を飲むことがポイントです。そして塩分の摂取も控えましょう。
朝は早めに起きて、顔のむくみが見られる場合は軽く身体を動かすなどをして、そのあとバスタイムで軽く汗を流しすっきりさせるといいでしょう。それができない場合は、諦めて仕事に行きましょう。午後にもなれば自然と顔のむくみも治まってきます。
飲酒後の顔のむくみ予防法
飲酒後の顔のむくみは、水分の過剰摂取の他に、睡眠中に「抗利尿ホルモン」が自然と増えることが関係していることはお話しました。「抗利尿ホルモン」のおかげで、就寝中にトイレに行かずに済みますが、体内に水が溜まってしまいます。そして起床後に抗利尿ホルモンの分泌が減少すれば、尿の量も自然に増加して、顔のむくみは解消してきます。しかし、飲酒後の顔のむくみを解消するにも状況によって予防対策は変わってきます。
宴会などでお酒を飲んで、午前様にならなかった場合は、できるだけ早めに就寝して、いつもよりも一時間程度早起きしましょう。そして鏡で顔を点検します。それで顔がひどくむくんでいたら、朝の水分摂取を控えてください。早起きした一時間の間に、増加した尿の量だけ体の水分が少なくなります。そしてすぐにお風呂をためることが可能であれば、入浴をして汗をかいて水分を減らすのもおすすめです。
しかし、午前様で帰宅した場合は、結局水分を摂り過ぎてしまい、しかも酔っ払って意識喪失という可能性が大ですよね。気がつくと遅刻寸前で起床したりしますから、鏡でむくんだ自分の顔を見ても、後の祭りですから、この場合は諦めて仕事へ行きましょう。
朝起床してから、抗利尿ホルモンの分泌が抑制されても、腎臓からの水分排泄は急には増加しませんから、顔がむくんでいる場合は足もむくんでいる可能性があるのでブーツ等は避けましょう。腎機能に問題がなければ、お昼に化粧を直す頃にはむくみはかなり取れて、本来の顔の大きさに戻っているはずです。